代表メッセージ



現在、世界はいくつもの危機におそわれています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界で猛威を奮い、なかなか収束しません。パンデミックの最中、ロシアのウクライナ侵攻という地政学的な危機は、人命や国土の侵害にとどまらず、サプライチェーンの逼迫や資源高といった世界経済への大きな影響を与えています。私たちはいまだかつて経験したことのない危機に次々と見舞われ、将来の予測は非常に難しい時代に生きています。

このような情勢下、企業は変化に迅速に対応して、既存の仕組みを変えていくことがかつてないほど重要になっています。その主要成功要因として、自社の事情に合わせたデジタル技術の活用があります。では、国内企業のデジタル技術の活用に目を向けると、皆様はどうイメージされますか。おそらく、企業は変化に対して後ろ向き、テクノロジーを活用できる人材が不足している、等というイメージをお持ちではないでしょうか。それを裏付けるデータを1つ示します。スイスの研究調査機関/ビジネススクールであるIMDのデジタル競争力調査「World Digital Competitiveness Ranking 2021」によると、「Agility of campanies(企業の敏捷さ)」の項目で日本は最下位(調査国64ヵ国中64位)。また、「Digital/Technological skills(デジタル/テクノロジースキル)」においても62位と、かなり低い順位となっております。IT人材がいない中で、DX(デジタルトランスフォーメーション)がなかなか進まないというのが日本の実情のようです。

一方で、ビジネス環境が複雑化している・既存事業の変革が進んでいない、ということは大きな成長の可能性があると考えます。我々は、情報通信サービスとテクノロジーコンサルティングサービスを通じて、地域や企業にとって価値のある変革を支援しております。弊社がビジョンに掲げる「世界中のリーダーに選ばれる、変革支援のテックカンパニー」として、新しい変革の道を歩まれる皆様のパートナーに選ばれ続けるため、精進してまいります。

NewCyte合同会社 代表社員 平田翔哉